正解でも不正解でも、必ず同じ問題を別々な人が採点処理をします。
ある生徒の同じ問題を、同じ採点者が採点をすることはなく、必ず別の採点者が処理をします。
また、2人の採点者の判定が別れるときには、上位の採点者が採点を行い判定が一致しない場合や
不明な点が発生した場合には、さらに上位の採点者に判断が上がるシステムとなっています。
入力業務には必須の「ベリファイ」機能を採点処理に活用することで見落としを防止しています。
人間工学の観点からも単問分割による処理を採用することで、採点のケアレスミスを防止することで
高精度な採点処理を実現しています。
電子化へのトータル提案
電子採点への各種運用設計
運用検証の実施、各種カスタマイズ開発
システム導入と各種運用支援
電子採点システムは、答案用紙をスキャニングして画像ファイルとするところから始まります。
画像ファイルとなった答案用紙は以下のメリットがあります。
・保管用にコピーをとる手間やコスト、保管リスクなどがなくなる
・採点後の答案の改ざんや返却の手間などが軽減される
・塾内面談の資料として出力が可能となり、Webでの閲覧などが可能となる
画像ファイルとなった答案情報は、解答用紙のレイアウトに対して画像分割処理を行います。
単問単位で集約された単問画像は、元画像とのデータベースによるリンク情報にもとづいて、
元のデータレイアウトに戻ります。
単問画像は、単問の特性ごとに採点者の能力やグループ別に分業することができます。
これにより、記述問題専門グループや漢字専門グループ、記号専門グループなどなど、
効率的に分業することができるだけでなく、一箇所に採点者を集めることなく遠隔地でも
パソコンとネットワーク環境があれば採点作業を行うことが可能となりました。
また、採点処理をパソコンでできるようにすることで、今まで必要だった点数入力の処理が
不要になります。これにより、単問単位での成績分析が実現し、より詳細な成績帳票を出力することが
可能となります。正解不正解だけでなく、未回答(解答欄に記載がない)などの分析も可能となることで
正解率だけでなく、回答率も分析することができます。
採点スピード向上やコスト低減だけでなく、教育指導や成績表の差別化など、電子採点で広がる
次世代のテスト業務の一歩として電子採点システムのニーズは広がりつづけています。



中学受験、高校受験などの電子採点業務を、教育現場の現状と実務課題の狭間の中で長年研究し発展してきた、
ジェットの電子採点システムは『システム思考』の単なるシステムではありません。
テスト業務を行うことで発生する様々な問題を経験し対応すべく採点現場とともに成長してきました。
電子採点システムは、採点業務や生徒の答案用紙との課題に応えられなければなりません。
・・・鉛筆書きでの消し残し、乱筆な字癖、受験番号の未記入や間違え、上下裏表混在状態の答案用紙、
汚れや糊付着の答案用紙、答案バーコードへの悪戯書き、追加遅延答案の採点処理など・・・
突発的な問題だけでなく、答案1枚1枚の問題にもフォローを行えるように運用を含めた課題解決と、
様々な経験をジェットの電子採点システムに活かしてきました。
電子採点の実務では、採点作業中での別解の発見、採点基準の変更による迅速な再採点、
遠隔地の採点者にも分かりやすい採点基準の例示、カラー出力に耐えられる軽量で高画質な画像、
採点者へのスムーズな指示連絡、採点者のレベルチェック、出来高ベースでの給与処理など、多様な要求が存在します。
ジェットの電子採点システムではこれらを解決することにより、管理者負担を軽減するだけでなく
瞬間的な対応を要求される採点業務において、柔軟な対応力を実現しています。
ジェットの電子採点システムは大量画像を取り扱う難しさを知っています。
2ヶ月で200万枚(1枚60項目)の処理実績は、システムの高い信頼性と安定性をクリアしている証拠です。
画像ファイル数だけで、1億2000万ファイルを超える画像データはサーバーなどのハードウェアだけでなく
ネットワークやデータベースなど様々な問題に直面します。
過酷な処理能力をクリアしつつも、柔軟な運用を実現するカスタマイズ可能で低コストなジェットの採点システムは、
次世代の採点業務に必要なツールであると私たちは考えています。

電子採点において、重要な答案画像と生徒情報のデータリンクを完全にすることは非常に重要です。
採点した答案画像が誰のものなのか?もし、分からなかったり、入れ違ってしまったら大変なことになります。
採点作業も難しく重要ですが、受験生が記入した、受験番号や氏名、志望校コードなどには必ず記入ミスがあり
採点業務の運用全般にリスクを発生させてしまいます。
また、それは採点運用のご担当者様に多大なご負担をお掛けすることになってしまう問題でもあります。
私たちの電子採点システムは、入力会社としての豊富な経験と実績から考えられた運用管理能力と、運用に即した
業務支援ツールの開発経験によって、採点業務におけるトータルサポートを目指しております。
・スキャニング処理支援ツール(混在答案用紙の自動仕訳スキャンと修正ツール)
・採点後工程支援ツール(付箋情報の元画像リンクによる修正ツール)
・赤丸画像作成支援ツール(採点データからの画像合成作成ツール)
・生徒情報答案マッチングツール(生徒マスタとの高速チェックや不完全教科者リスト)
・受験者情報管理ツール(受験表情報の各種問合せ業務支援ツール)
採点処理は各社様によって運用処理が異なります。
私たちの電子採点システムは、個別の運用に応じたカスタマイズ開発も柔軟に対応しております。
現行の手採点運用からのスムーズに段階的に移行するための幅広い支援を行なっております。